いい世の中を作るということ?

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ニュース番組は派遣切りの話題で持ちきりですね。バブル時代に苦労せず大企業に雇われたひとたちには中々理解されませんが、私たちの世代は就職氷河期に世に出て、誰でも一人や二人はニートの友達がいるものです。他人事ではありません。一念発起して起業を志したような意欲ある人ほど、にっちもさっちも行かなくなっているのだから事は深刻です。

会社にはたいして働かなくても年収一千万円超の人が沢山います。能力も努力もずっと上の若者が、薄給でパワハラ・セクハラに耐えて残業し抜いて働いて、ストレスに参ったら「そういうときに転職できるのが派遣、自分で選んだ働き方さ」。そんな世の中の仕組みは、短期には回っても、長続きしないだろうと、私は思います。

終身雇用か、能力主義か、そんな論争聞きたいわけじゃありません。努力する人は何歳でも素敵だから働いてほしい。能力ある人には、それを疎んだりしないで、お金の面でも社会的な面でも、もっと素直に報いて、リーダーの責任と分別を備えてもらって、知恵を分けてもらって、一緒に勉強させて欲しい。

でもそうやって生きたかったら、そういう環境を作れる立場に出世するか、そういう環境があるところに自分が移動するか、結局その二者択一かもしれないと思うんだけど、どうなんだろう。それとも自分のできる範囲を決めてしまって、その中で満足できるように努力してみる?それも大事なことだけど、日本自体が生きにくい国になってしまったら?世の中に不満がどんどんたまっていって、人々が暴力にはけ口を求めてしまったら?

ちょっと頑張って、みんなと楽しく働いて、生活していける、そんな輪を少しでも広げられるような、そんな人になりたい。

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