旅の記録にときどきGPSロガーを使っています。自分ひとりで歩き回っているぶんには自分で地図が頭に入るのでいいのですが、他の方に案内して頂くとそれはそれで楽しいのですが地図がさっぱり頭に入りません。そんなとき、GPSロガーはとても便利です。GPS機能がないカメラで撮った写真にジオタグを付けるのにも役立ちます。
短時間であればスマホアプリでも良いのですが、スマホでGPSを使い続けるとバッテリー消費が激しいので、丸一日ログを取るなら専用機の方が気が楽です。
GPSロガーはいくつも安価なものが発売されていますが、GT-730FL-SやGT-740FLなどが安くて使い勝手も良く、オススメです。4,000円前後で手に入ると思います。競合としてよく話題になるi-gotUシリーズはUSBケーブルが独自規格のため、旅先で無くしたり壊れたりしたらオシマイです。個人的に旅に持って行く道具に独自規格はありえません。HOLUX m-241は以前に使っていましたが、電池で使えるのは一見便利なようで、交換や充電が面倒くさいです。GT-740FLならば大容量モバイルバッテリーから充電しながら使えば超長時間記録が可能になります。
GT-740FL
※秋月電子へのリンク
さてこのGT-740FLですが、付属ソフトウェアがWindowsにしか対応していません。どうにかMacで直接使う方法はないかと調べてみたところ、Mac用のドライバを入れた上で、GPSBabelというフリーソフトを用いればトラックデータのダウンロードが可能だと分かりました。
本製品はUSB-Serial接続で、採用されているチップはPL2303というものです。このチップのドライバは以下サイトから入手出来ます。これでMacからシリアルポートとして見えるようになります。
GPSBabelはフリーのGPSログデータダウンロード&変換ソフトウェアです。
GPSBabel: convert, upload, download data from GPS and Map programs
DeviceをSkyTraq Venus based loggers (download)、Device NameをUSB-Comポートとして、シリアルポートの速度だけ設定してやれば、オッケーです。出力はGPXにしておけばたいていのアプリが対応しています。
同様のやり方でLinuxでも使えるようになりそうです。